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スペイン語との出会い 2
 

 スペイン語との出会いの出発点は、国際連合地域開発センターから中南米行政官への特産品マーケティングに関する講義依頼であったことは、昨日投稿したとおりです。

 では、なぜ国際連合地域開発センター(UNCRD)から連絡があったのか、皆さん疑問に思われます。UNCRDは名古屋が本部で、特産品マーケティングの講義ができる人を、愛知県庁やあいち産業振興機構に問い合わせされておりました。しかし、愛知県地区は工業県ですから、工業や研究開発系の人が多く、特産品に関して地域密着でマーケティングに関する活動をしている人が見つけにくかったらしいのです。地域を拠点にして活動している人は、行動が地味なので、なかなか探すのが困難であったと言われました。

 私は、愛知県出身なので、あいち産業振興機構の外部専門家に登録しており、そこの方が「この人は、松山在住ですが、愛知県出身ですけどどうですか」と紹介してくれたそうです。UNCRDの方は、私のブログを見て、この人だったら、地域密着でコツコツとやっていると判断し、即連絡してくれたことをあとから聞きました。

 知名度の高いコンサルタントはたくさんいるが、地域密着で、地域の生の情報を直接話せる人をなんとか探して講義してほしかったと言われました。私のような地味な活動をしていると評価には結びつきにくいのですが、まず国際連合が認めてくれたことは、非常にうれしく思いました。

 そこから、スペイン語という問題にはいります。逐次通訳がはいるので安心してほしいと言われたのはいいのですが、研修に参加する人たちの顔ぶれを見てびっくりです。役職の一例です。

ドミニカ共和国 農牧林研究庁 中央北部普及担当部長
コスタリカ    農牧分野企画庁 農業農村政策部 コーディネータ
ニカラグア    全国農業畜産生産者連合 地区役員会 会長

 各国の高級官僚や日本でいえばJAの理事の方の前で講義するのか!それも専門職の方々に!私は、農家出身ではありますが、個人事業主で会社員時代は家具の営業マンです。コンサルティングといっても、自己開発で、自分が営業活動で経験してきたことを積み重ねて、自分なりの理論化をしているだけなのです。もちろん、コンサルティング業界との接点なし、コンサルティングをしている金融機関との取引なし、士業の方々との交流もなしという状態で、コンサルティングというものが何かといっても、自分が理想として描いている姿だけなのです。

 ほんとうに海外の方に通用するのか、それも逐次通訳が入って、不安が頭をよぎる毎日でした。

 資料を作成し、これは国連図書館の著作物として帰属しますがいいですかとの連絡もあり、世界の特産品開発に役だつのならと喜んでサインをしました。

 そして、講義の日を迎え、覚えたばかりのスペイン語であいさつをしました。Encantado.(エンカンタード はじめまして)Mucho gusto.(ムチョ グスト よろしくお願いします)


 講義中は、通訳がはいっても、研修の方々を見るようにつとめ、質疑に対する回答も、質問した人の目を見て、笑顔で応えるようにしました。日本とは異なり、とにかく質問の嵐です。

 そして、講義終了後、あなたの講義は、理解しやすい内容で、ほんとうに勉強になりました。ありがとうと拍手を受け、Muchas gracias(ムーチャス グラシアス ありがとう)と言いました。

 もちろんうれしかったのは事実ですが、それよりも精根使い果たした感じで、2010年の講義終了後は、その場に座り込んで、しばらく立ち上がることができませんでした。

 
   
     
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