平成23年8月27日、まつやまNPOサポートセンターの主催で開催されるNPOの事業資金開発講座は「資金調達実践道場」とネーミングされ、今年の第3回目です。
NPOというとボランティアの延長線上か親戚かというように考えられているケースも多いのですが、参加メンバーはNPOを事業に、そして経営力を高めることを目的に、収益をあげてこそミッションが実現できるという強い意志を持ち、非常に活発な意見交換がなされました。
3時間では短く、少し延長してしまいましたが、成果の大きなセミナーであったと思います。
各法人の方々には、毎回課題が設定されており、どのようにして解決していくかを模造紙で発表します。その後、参加者全員で質疑応答を行って、異なる方面からの解決策や気づきを得ることになります。
これまでの発表は、どちらかというとミッションの到達点や目的は何かを具体的にしていくことが多かったのですが、今回は、ミッションを到達するために実際に何をどうするかという実行プランの発表になっていました。
非常に効果的な手法で、書いているうちに考えがまとまっていき、これまで発表した模造紙のプレゼンテーションと比較することによって、成長も確認できます。
各法人の方々から、いろいろお話を聞く中で、人としての重みを、自分のことのように考えて行く必要があるなと考えた言葉がいくつかありました。
企業は、収益をあげてユーザーが幸せに、便利になるように商品やサービスの開発を続けて行くのですが、NPOは違います。そこには、人として最低限こうありたい、こうしてあげたいという重みがあるのです。それに向かってなんとか収益を得て実現しようとする姿に、これが本来のNPOだと思いました。
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